2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

インフルエンザウイルス感染の治療の是非

世帯を別にする息子家族で、嫁と孫に高熱がでた。発熱の以外の強い感冒様症状はない。 周囲の状況や時季的にインフルエンザウイルス感染がもっとも疑わしいが、医者にかからず薬も飲まず二日程度で解熱し、孫は学期末だったこともあってそのまま冬休みに入っ…

職域健康診断の覚書

康雲堂はもともと小児科医である(であった)。 小児期に手術を受けたり、慢性疾患があって経過観察する患者が、やがて成人になっても継続して診療を希望され成人内科の領域にも携わるようになった。 最近では巡回健康診断で成人や高齢者の診察の手伝いもす…

こどもの急性上気道炎

こどもの風邪診療の続きを書く。 夜間救急外来を受診する9割以上のこどもの主訴は発熱である。 発熱、咳嗽、鼻汁を診たら急性上気道炎を考える。 このうち発熱があれば、溶連菌感染(迅速検査)、インフルエンザウイルス(迅速検査)、アデノウイルス(迅速…

こどもの風邪診療

康雲堂医院は、質が高く、費用対効果に優れ、患者さんへの負担が少ない低侵襲の医療を提供する一次診療機関を目指したい。 昔はどこにでもあった町角のお豆腐屋さんのように、いつでも同じものを同じよう提供する、地域になくてはならない診療所。地味だけれ…